2015/07/03 21:20

女優のタマゴリュックのTokyoモデル、アッパーストラップストラクチャアセンブリの縫製が終わったので、本体後身頃に縫い付けました。

弊社のオーダー品は作りやすさや利益率の高さや見た目の女子力を考えません。

特に重視するのはストラップ周り。オーナーの体格や好み、使い方などを徹底的に聞き取り、更に力のかかる方向、素材の強度を考えて、これでもかというくらい頑丈に工作します。

だから、お店でもウェブでも私が他社のバッグで最初に見るのはストラップ周り。本体にどうやって取り付けているか? どんな面積で、どんな補強をかませて、どれだけ縫い目を入れているか。

ストラップ周りにコストをかけているバッグは価値が高いです。

安物は安い素材、少ない縫い目、作りやすさを優先した安直な取り付け方です。だから早くヤレタレが来るし、その辺がヤレたら買い替えどきです。

はっきり言えばハンドクラフト市場に出回っているバッグもストラップ周りは大半がダメ。私の基準では許せない。その大容量トートにそんな箇所に縫い目1本では、遠からずほつれたり破けたりして終了でしょ! というようなものばかり。です。

これは違いますよ。しっかりした素材を使い、部材と部材は線ではなく面で縫い合わせています。もちろんオーナーの身長を聞き取り、どの高さに背負いたいか、ストラップの幅や素材の好み、はては「なで肩」か「いかり肩」かというところまで考えて設計しています。

ファッションアイテムじゃないですから。

誰かの生活や夢や家族を支える道具ですから。